22:00pm
静寂が辺りを染め、木枯らしが街の灯りを包む頃
密かに交差する、色とりどりの集い
優美で華やかなひと時の始まり
今宵の主賓はアナタです。
ゆったりと、緩やかな時間が混ざり合う
赤、青、黄、緑
ぬくもりが隔たりを溶かす、ゆっくりと
溢れる笑みの先には・・・
幻想的な世界が色鮮やかに広がっていた
何かを綴ることに理由はいらない
一つのことを分かち合い、笑い合う
「このドレス、素敵ですね。」
「そうですね!きっと似合うと思います。」
分かち合うことで、物語は続いてゆく
伝わるということは想像以上に夢で溢れている
「私、この味とても好きです。」
「・・・お一ついかがですか?」
少しの間と、はにかんだ笑顔が二人を紡ぐ
縮まった距離の分だけ想像は広がり、最高の隠し味となる
0:00am
決して交わることのなかった物語の続き
いつもの笑顔で、穏やかに、優しく、唇に別れを告げる
その時、どんな色を思い浮かべるのでしょうか
主役は・・・アナタです。