とある夏の日
テーマは未定の特集撮影、気の赴くままに・・・
木陰の下、おもむろに口を開く 京本さん
「新しいことに挑戦する、そんな夏にしたいと思います」
青空の下
そう言い放ち、地平線の彼方へと駆け出す
眼前に広がる広大なスタジアム
「走ることは苦手ですが、全力で頑張ります」
入念なストレッチ
「小さい頃は、もっと柔らかかったんですよ」と、あどけなく呟く
170度の開脚
世界が180度変わる瞬間・・・
そして、走る
ただ、ひたすらに、がむしゃらに、走る
上がる心拍数、揺れる髪、乱れる呼吸
青空を背負い、どこまでも
「思いっきり走るのは、こんなにも気持ち良かったのですね」
そう言いながら、豪快に水を飲む
普段の姿からは想像できない、新たな一面
額から首筋、胸元へ伝う汗の輝き・・・まさに、ダイヤモンド
夕風にふかれ、今日一日を振り返る
笑顔と、少しの沈黙・・・時間を止める、最高の魔法
「・・・やっぱり私は、客席から誰かを応援する方が好きです」
ご参加ありがとうございました。