
コーヒーのにおいと、思い出すあのカウンター
2025.7.9
今朝、通りすがりの喫茶店からふわっと香ってきたコーヒーのにおいに、一瞬で昔のことを思い出しました。まだ二十代のころ、よく通っていたバーの開店準備中の時間。静かな店内でマスターが淹れるコーヒーの香りだけが漂ってたの。
あの頃はあの頃で、ちゃんと不安も抱えてたし、全然余裕なんてなかったけど、不思議と“静けさ”があった気がします。あの静けさが、今の私の土台になってるのかもしれません。
今日はちょっとそんなふうに、遠くを見るような一日。忙しない日常の中にも、ふっと過去の景色をのぞきたくなる瞬間ってありますよね。
何か特別なことがなくても、香りひとつで気持ちがほどける日もある。今日もそんな一日になればいいなと思いながら、静かに過ごしてみます。