雨宿りと、予定外の余白

雨宿りと、予定外の余白

香咲 彩愛

2025.7.2

昨日は外に出たら急に雨。傘もなくて、商店街の軒先でしばらく雨宿りをしました。スマホを見るふりをしながら、目の前の風景をぼんやり。濡れたアスファルトの匂いって、どうしてこんなに懐かしいんでしょうね。

予定が少しずれたおかげで、近くの喫茶店に入ることに。クリームソーダを頼んだら、出てきたグラスがちょっとレトロで、子どものころに戻ったみたいでした。急がない時間、悪くないなぁと思って。

お店に戻るころには雨も上がっていて、控室の窓が少しだけ曇ってました。誰かが静かに整えてくれた空間に、しれっと戻る感じがなんだか心地よかったです。

予想外のことがある日ほど、あとで思い出に残る気がします。そんな一日。