バスの窓と、朝の気配

バスの窓と、朝の気配

香咲 彩愛

2025.6.24

今朝は久しぶりにバスで出勤しました。電車よりちょっと時間はかかるけれど、揺れに身をまかせながら外を眺めていると、思っていたよりもずっと気持ちが落ち着いて。窓越しに見る東京の景色は、いつもの道でも少し違って見えました。

途中で、小さな花屋さんの前を通ったときに、店先の紫陽花がふわっと揺れていて。それだけでなんとなく「今日も悪くないかも」って思えるのだから、単純ですよね。

お店に着いてからは、スタッフが入れてくれたお茶を一口。普段通りの始まりでも、どこかにちいさな“よかった”があると、一日がやわらかくなります。

今日はそんな気配を大事にしながら、静かに過ごそうと思います。あなたにも、いい時間が流れていますように。