
麦茶と、ぽたぽた落ちる時間
2025.7.14
朝から少し湿気があって、台所で麦茶をつくっていたら、湯気の合間からぽたぽたと音がして。急ぐ理由なんてないのに、つい早く冷まそうとバタバタしてしまいそうになる自分に、ちょっと笑ってしまいました。
昔、実家では大きなやかんで麦茶を煮出してたなぁと、ふと思い出したんです。氷をたくさん入れたガラスのピッチャー。なぜか麦茶の色と音って、夏の記憶をまるごと引っ張り出してくる気がします。
今日は特別な予定もなく、たぶん静かに終わっていく日。でも、そんな一日のなかにも、小さな音や香りがあれば、ちゃんと意味がある気がしてきます。
冷蔵庫に冷えた麦茶を仕込んで、夜はそれをゆっくり飲みながら過ごそうかなと。慌ただしい日々の中に、静かな準備をひとつ。