
おせちに込められた、静かなご褒美時間
2026.1.4
あけましておめでとうございます。守屋 光莉です。
新年の食卓に並ぶおせち料理は、どこか背筋が伸びるような、
凛とした美しさがあります。一品一品に意味が込められ、
彩りよく整えられた重箱を開ける瞬間は、年の始まりならではの特別な時間。
忙しい日常の中では、ゆっくり味わうことを忘れてしまいがちですが、
おせちは「立ち止まること」をそっと許してくれる存在のように感じます。
黒豆のやさしい甘さに、今年も健康でいられますようにと願いを込め、
数の子の歯ごたえに、積み重ねていく時間の尊さを思う。
華やかでありながら、どこか控えめで上品な味わいは、
日本ならではの美意識そのものです。
慌ただしい年末を越え、静かに迎える新年。おせちを前に、
今年はどんな一年にしようかと、心を整えるひとときもまた、
何よりのご馳走なのかもしれません。





