
季節(紫月波留)
2025.5.21
皆様、こんばんは。お久しぶりです。
紫月波留です。
さてこの季節はとても心地良く、出かけるのが楽しくなる季節です。
この季節に私が好きでたまに行くテラスがあるカフェがあります。
そこのカフェで春の風、匂いを感じながら読書をするのが好きです。
最近また読み返したのが
日本が誇る文豪である芥川龍之介さんの小説。
大正時代の短編小説を得意とする作家です。
江戸の雰囲気を継承しながらも大正の社会に抗う芥川さんの作品には
ヨーロッパ的な雰囲気も感じることができます。
短編ばかり書いていることから単純に入りやすい小説です。
そんな彼の短編ですが、短編にも関わらず様々な感情を植え付けくれます。
「羅生門」からは生きることの厳しさ、現実の厳しさというものを汲み取ることが出来ますし、「蜘蛛の糸」からは優しさすら伝わってきます。
短編の中から多くの情景や感情を与えてくれることが最大の魅力です。
新しいことに挑戦し続けた芥川さんはまさに文豪中の文豪です。
当然好き嫌いがあるのも事実ですが
文豪である芥川さんの小説、まだ読まれたことがない方は是非読んでみてください。
多くは短編ですので。
では。