桐野夏生さんの『グロテスク』 高槻 あさみ

桐野夏生さんの『グロテスク』 高槻 あさみ

2024.12.5

こんばんは!

高槻 あさみです (﹡ˆ ˆ﹡)
12月に入り、急にぐっと寒くなりましたね。
私はつい最近寒暖差の影響もあってか、
体調を崩してしまったので、みなさまも風邪等引かないようご自愛ください。

最近読んだ桐野夏生さんの『グロテスク』という本にとても考えさせられたので、紹介させてください♪
名門女子校を受験し、合格を勝ち取り入学したはいいものの、そこはお嬢様女子高生たちの階級社会でした。その彼女たちの社会に溶け込むために必死に努力する姿が、側から見たら可笑しい笑いものにされるのが主人公の中の一人。努力して努力して高校合格を勝ち取ったんだから、場違いの自分もまた努力すれば可愛くなれるし、この階級社会に馴染める!と頑張る姿が、読んでいて凄く心が痛かったです。
主人公は女子3人なのですが、女子高生から社会人となり、それぞれがどう人生を生きていくのか読んでいて引き込まれるそんな作品でした。
タイトルからすると、グロテスク?ん??
と思うかもしれませんが、妹がかなりの美人で、その影響なら美醜、見た目に囚われて生きる主人公も印象的です。

長くなってしまいましたが、
読書の、、、冬?笑
桐野夏生さんの『グロテスク』是非読んでみてください(^^)

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