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寒さ対策 / 足立梨沙子
2024.11.13
こんにちは 足立です
冬にしては暖かいとは言われますが、ちゃんと寒くなってきてますよね
皆様、寒さ対策はどのようにしておりますか?
最近の寒さ対策グッズや、暑さ対策グッツがありますよね
企業努力がとどまる事を知らず、頭が上がりません✨
冬の必需品といえばカイロですが
服に貼るタイプや、靴に入れるタイプなど携帯カイロも多種多様あり
現代人の冷えた手足を外出時にも温めてくれていますよね。
じつは江戸時代にもカイロのように
外出時に持ち歩けるあったかグッズがありました。
「温石」「おんじゃく」と読み、これが昔のカイロなのですが
見た目はただの石。しかし、ただの石ではありません。
これが昔は必需品だったのです。
使い方は超シンプルで、この石を火やお湯などで温め、布などでくるみ懐に入れるだけ。
ちなみに、写真は福井県一乗谷で出土した戦国時代の温石で
大きさは12.5cm。穴が開いているのは、温める時に直接石を触ると
ヤケドするのでこの穴にヒモや棒などを通したのではないかといわれています。
温石もかなり古くから使われていたようでなんと、平安時代末期頃にはあったとか!
ほかにも江戸時代前期の元禄期(1688~1704)
に誕生したといわれる携帯あったかアイテムが灰式懐炉(カイロ)です。
江戸時代と同様のつくりのものが今でも入手できるそうですよ。
300年以上現役を続けるスゴイやつですなのです
鉄製の容器の真ん中に紙で包まれたものがあり、
このなかには「懐炉灰」と呼ばれる灰が入っているのですが
その材料は木炭の粉末にナスの茎や桐などの灰を混ぜたもの。
ナスの茎や桐などの灰には燃焼時間を持続する効果があるのだとか!
先人の知恵は素晴らしい…
で、この懐炉灰に火をつけ、コンパクトな金属ケースに入れ使用しました。
そして、最も原始的な暖の取り方といえば
やはりそう、重ね着!!(笑
着物やどてら、布団をひたすら重ね着して寒さをしのぐのです。
明治時代の古写真など見ると めちゃくちゃ布団を重ねてますよね
重たくないのかな…なんて思う写真ばかりです
現代人のわたくしですが、昔の事を調べたり、見たりすると
まだまだ頑張れるぞ…なんて思います(笑
今年の冬も乗り切るぞ!!
足立 梨沙子